物の見方
今日は物の見方についてお話します。
部屋の中には、沢山の物が置かれています。
部屋にある物一つひとつの見え方は、置き方によって大きく変わります。
整理整頓の効果とは、
「必要な物が、必要の時に、すぐに取り出すことができる」
ことです。
「必要な物が、必要の時に、すぐに取り出すことができる」には、
物を隠さないことが重要です。
物が隠れると・・・物が埋もれる。
物が埋もれると・・・物が見つけられない。
物が見つけられないと・・・物そのものを忘れる(あったことを思い出せない)
物の存在自体を忘れてしまう前に、隠さない物の置き方をすることが必要です。
ところで・・・
私は小学生のときに柴犬をかっていました。
名前をジュンと言います。
柴犬(ジュン)に父が時々、2~3本の骨付きをあげていました。
いつも食べているドッグフードよりはるかに美味しかったようで、しっぽを振りながら、一本の骨付き肉をあっという間に食べてしまいました。。
一度に食べてしまうのはもったいないと思ったのか、お腹がいっぱいになったのか、庭の土を前足で掘りその中へ残りを入れて、土を鼻でかぶして隠していました。
ジュンは、数日すると土の中に隠したことをすっかり忘れていて、
私が「ジュン、忘れているよ」と土の中から掘り起こした骨付き肉を見せると
まるで私が取ろうとしているのだと思い「うー」と怒っていました。
ジュンが自分で埋めたにもかかわらず、すっかり肉のことを忘れてしまったように
家の中にある物も同じで、隠れてしまった物は見つけられなくなってしまいがちです。
例えば、
奥行がある押し入れや冷蔵庫などは、奥に行くほど物が隠れやすくなります。
手前に大きな物を置くと、その後ろからは何も見えなくなってしまいます。
その他、平積みに重なった書類の下の方から一枚だけ探すのも至難の業です。
物の見方は、どう見るかより、隠さないように自分にどう見せるかがPOINTです
自分が見やすく、分かりやすい物の置き方によって、物の見え方が大きく変わるのです。